開脚ベターが本当にBetter?
身体が柔らかいこと
憧れますね。
180°開脚し
ベターっと身体が前に倒れること
一時期話題になりました。
でも関節は柔らかければ柔らかいほどいい
ということは一概に言えないのですよ。
体の柔らかさ=関節、筋肉の柔軟性
は、確かに生まれながらにして持った
その人自身の特性もあります。
どの関節にも正常に動かせる範囲がそれぞれ決まっていますが
それ以上に動かせてしまう場合
『柔らかすぎ』となります。
ある程度の硬さは衝撃から関節を守るためには必要ですし
いくら柔らかくてもふにゃふにゃしていて踏ん張れなかったり
衝撃に耐えられなければ怪我をしてしまいます。
例えば『膝関節』
真っ直ぐにした状態から正座の位置まで
0°〜130°
が正常範囲です。
女性に多いのが0°以上に伸びすぎてしまう柔らかすぎケース
膝関節に負担がかかる事が予想されます。
ルーズショルダーもその一例で
ちょっとした外力ですぐに肩が抜けてしまうのは
肩関節が「柔らかすぎ」てしまうためです。
こうした柔らかすぎる関節は不安定で
それを支えるために他の部分に力が入って硬くなることが多いです。
腰が反って硬かったり、肩が凝っていたりです。
関節が硬い方には柔らかくするために適切な運動を。
柔らかすぎる方には正しい体の使い方を。
人それぞれ必要な運動が違いますね。